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納豆菌は乳酸菌を助ける

乳酸菌と納豆菌は、同じプレバイオティクスの仲間です。
腸内細菌を助けたり、調整したりする細菌です。
どちらも発酵食品に含まれています。
乳酸菌が含まれている食品といえば、乳酸菌飲料と漬物も乳酸菌が含まれているものがあります。

各種の乳酸菌が含まれているヨーグルトなどもあります。
納豆菌は、納豆だけです。
この2つの菌の違いは、耐性です。
乳酸菌は、熱や胃酸に弱く、納豆菌はどちらにも強いのが特徴です。
食物などで体に取り込まれてから、乳酸菌はほとんどが胃酸にやられてしまい、腸に着くのはごくわずかです。
その後数日で排出されます。

腸の中では、善玉菌が2と悪玉菌が1、日和見菌が7の割合であるのが健康な状態と言われています。
納豆菌は腸に届いて、腸の中の悪玉菌を抑制して、乳酸菌が増えるのを手助けしたうえ、体の中にたまった毒素を排出する効果があります。
ごくわずかに腸に届いた乳酸菌が納豆菌の助けを借りて活性化することで、善玉菌が増えて有利になり、日和見菌の力を借りて腸の環境が健康な状態になることができます。
腸内が健康になることで、体に必要なビタミンなどが作られて、健康増進効果、病気に対する抵抗力も上がります。

抗がん作用も期待できます。
乳酸菌を培養するときに、納豆菌を一緒に入れると増殖率が10倍に増えるという研究結果もあります。
納豆菌と乳酸菌は良い共存関係にあるといえます。
食品で一緒に取るなら、納豆とキムチの組み合わせ、が無理な方なら、納豆とぬかづけを食べる、食後にヨーグルトや乳酸菌飲料を飲むなどはいかがでしょうか。
乳酸菌や納豆菌のサプリを利用するのもいいですね。

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